怪我を未然に防ぐために その2

 

『怪我をしないためには』

 

怪我を未然に防ぐために私が普段行っている方法を紹介したいと思います。

受身の向上

 

投げ技だけでなく、スイープでも受身が必要な場合があります。

 

どのような投げ、返しに対しても受身が取れるように、受身の技術向上が必要になります。

 

また必要以上に相手の技に耐えないということも大切です。

 

怪我をしてまで投げを防ぐよりも、安全に受身をして下から攻めれる選手になって欲しいです。

 

トレーニング

 

競技の性質上、首などは怪我をしやすいです。

 

自重を使ったトレーニングをすることで、怪我を未然に防ぐことができます。

 

また、腕立て伏せ、懸垂、スクワットなどの自重トレーニングで筋肉がつき、衝撃に強い身体になります。

 

自分の身体を理解すること

 

自分の関節の可動域をしることで、自発的な可動域を超える動きをしなくなります。

 

関節技を掛けられた場合でも、自分の関節の可動域が分かれば事前にタップするタイミングもわかります。

 

自分の関節の可動域を超えるギリギリでタップをしては間に合いません。

 

自分の防御技術より相手が勝った場合は、速やかにタップをしてください。

 

また、硬い部位が分かれば、ストレッチ運動を始める切欠になるかもしれません。


  気持ち・集中力

 

心を落ち着かせて、練習に望んでください。

 

激しい感情で望むと、怪我に繋がりやすくなります。

 

集中力を高めて練習する必要があります。

 

注意力散漫な状態は、思わぬ怪我に繋がります。

 

スパーリング前に、自分の身体を触り頭から指の先まで感覚を持つことで

怪我防止にも繋がりります。

 

息を止めないこと(とても重要!)

 

スパーリング中に息を止めては、絶対に駄目です。

 

肋骨や肋軟骨が損傷する恐れがあります。

 

常に心がけることが必要です。

 

体調管理

 

最後に、練習当日の体調知る必要があります。

 

寝不足ではないか、疲れが溜まっていないか、

栄養は足りているか、集中力が高められるか、

自分の現状を正しく判断できることが重要になります。

 

体調が良くないと判断したら、練習を見送りましょう。

 

もし、体調が芳しくない時でも練習しなければならない時は、

いつも以上に集中力を高めて練習に望んでください。

 

そしてタップは何時も以上に早めにしましょう。

 

  

『怪我をさせないためには』

 

技を正しく理解する

 

技の手順、理合い(原理)を正しく理解してください。

 

上手くいかないことを勢い(力)で解決する癖を付けないでください。

 

ポイントを抑えることできれば、余分な力は必要なくなります。

 

関節技を決めきらない

 

技術練習、スパーリングにおいて相手にタップをする時間を与えましょう。

 

もし相手がそれで、タップをしないとしても、良いではないしょうか。

 

自分が正しく技を掛け、決めれたと判断すれば、技を解錠してください。

 

技術が向上していくと、技が掛かるか否かは、

最後までしなくても感覚で判断できるようになります。

 

会員の皆様には、そのようになってほしいです。

 


 

相手をかけがえのない練習相手と認識する

 

当たり前の話ですが、練習パートナーは敵ではありません。

 

大切な仲間です。

 

練習相手が居なくなれば、あなたの練習が出来なくなります。

 

そのことが理解できれば、無体なことは出来ないはずです。

 

そして練習相手の成長に貢献してください。

 

練習仲間が上手になれば、自分自身も自然に上達できます。

 

仲間と共に成長できる環境を目指してください。

 

     自分の過剰な力は、相手の過剰な反応を誘う

 

スパーリングで自分が力でゴリゴリ攻めると、相手の方は力を入れざる負えなくなります。

 

そして相互作用により、どんどんヒートアップしていきます。

 

毎回その様な練習を続けていると、お互いに望まない結果に繋がります。

 

お互いにそのことが分かれば、力でぶつかり合うような練習を回避できます。