こんにちは、水野です。
今週の基礎クラスと柔術クラスでは
スイープのコツ(考えや仕組みのようなもの)を紹介してきました。
皆さん、興味深そうに耳を傾けてくださいました。
大きな声を出すのが苦手なのですが、
沢山声を出したかいがあったなぁ~と思っています。
今回のテーマを話す切欠は、
初心者の方やスイープが苦手な方に、
私水野が想う「スイープの考え方、仕組み」、
そして「無駄な力を使わずに相手を返す感覚」を共有したいと
思ったことから教室運営をしてまいりました。
今回の練習を基に、ガード&スイープの練習を重ねていただけたら、
よりガードからの練習が楽しくなると思っています。
そして、練習継続によって
スイープした時の気持ち良さを共有出来る日が来ると思います。
また、本日の終礼の時もお話しましたが、
「無駄な力を使わずに相手を返す感覚」を共有することで
練習中の怪我をより少なく出来るのでは??と想っています。
練習の終礼の時間等に、定期的に以下のようなことを
会員の皆さんの耳にタコができるほどお伝えしてきました(笑)。
「力に頼った動きや、強引な動きや技は彼我を傷つけてしまうよ~」といったことや、
「力と力がぶつかり合う様な乱取りは、大きな怪我につながるよ~」
「練習する時は、周りをよく見てね~」とお声掛けを続けてまいりました。
でも、会員の皆さんと
「怪我防止についての意識と相手への配慮の必要性」や
「怪我の危機管理をしながら、ご自身の成長を継続していこと」を
共有が出来たかというと、運営者からの視点からすると
まだまだ不安が残る感じでした。
後日、会員の皆さんとお話をすると
「もちろん怪我をさせたくないし、自分も怪我をしたくないけど、
どうしたら良いのかわからない」、
「無理くり動いているつもりはないけど、次の日身体が痛いね…」、
「練習の強度を上げないと試合に勝てないのでは??」等々といった感じでした。
会員の皆さんとおしゃべりを重ねながら、
「どうしたら怪我の危機管理の意識共有ができるのか?」、
また、「なぜその共有が難しいのか?」その要因について考えを巡らせてきました。
私水野と会員の皆さんとの柔術に対する認識のずれの一つが、
「不必要な力を使わないで技を使う感覚を共有できていない」ことにあるのかな?
と思い始めました。
正しい技の手順だけでなくて、
正しく技を掛けた感覚の共有がないと
「力と力がぶつかっているのか?」、
「理合いを無視して強引に自分が動いてしまっているのか?」
「乱取りが乱暴になっているか?否か?」
の判断が難しいのではないか??
ということに最近気が付きました。
この感覚共有だけで、すべての事故を減らせるとは思っていませんが、
私水野が乱取りを見ていて、
怪我をしそうで止めたくなるような乱取りを
減らすことが出来るのではと想っています。
練習仲間を大切にし、ともに柔術を楽しみ、
一緒に成長する喜びを共有していけたらと常々想っています。
それでは、またVISCAでお会いしましょう。
失礼致します。
水野普之
追伸:長文をお読みいただきありがとうございました。
最近大きな事故等が起きたわけではありません。
あくまでも通常の危機管理の一環です(笑)。
もし心配をおかけしてしまったら、あいすみません。