こんにちは、水野です。
ある週末の練習後に会員さんと、
「ブラジリアン柔術(BJJ)の魅力やしんどさ」
についておしゃべりをしました。
VISCA会員のYさんは、
「僕はBJJを始めて最初の半年や一年は、
上手くいかないし、相手の道着を握ると指が痛かくてね~!
でもある日、突然、ちょっとづつ上手く行くようになり、
いつの間にか指の痛さも気にならなくりました、
長いトンネルを抜けた先に喜びを感じれたなぁ~!」と仰ってました。
僕も、BJJを始めた頃に、近しいことを思った気がします。
BJJは、見ると簡単そうで、
実際にやってみると難しいと感じことが多いように思います。
そして、何事もそうなのですが、先に始めた人にどうしてもかないません。
どこも痛くなさそうに見えるのですが、
格闘技なので痛いことも、しんどいことも沢山あります。
手順は覚えられないし、覚えたと思っても次の練習で忘れてるし、
想像以上に自分の身体を思い通りに動かせないし…。
見た目と実際のギャップに戸惑う方も多いかもしれません。
でも個人的には、「この上手くできないなぁ~」という感覚や
「どうして先生や先輩は身体を上手にうごかせるのかなぁ~」と考えたりすることが、
とても楽しかった記憶があります。
今でもこの「なぜだろう~??」と思うことを継続しています。
月日が経ち、色々考え工夫をしているうちに、
乱取りで一方的に攻められていた人にも
すこしづつ守れるようになります。
そして、たまに乱取りで技をかけれるようになってきます。
練習を始めた当初は気が付けなかったご自身の小さい成長に
練習を重ねていくと、気が付けるようになってきます。
個人的な見解ですが、
「ご自身の小さい成長に気が付くこと」がとても良いこと??ではと思っています。
小さい成長、小さい喜びを感じることは、
とても幸せなことだと僕は思います。
この小さい喜びが、もっと上手くなりたいという気持ちを大きくし
成長させてくれるように想います。
さて、BJJの練習と工夫を重ねていくと、
無駄な力を使わず、タイミングも理合いもばっりで、
技が綺麗に技が決まることが増えてきます。
この感覚は、個人的にはとても気持ちがいいものです。
小躍りしちゃうくらい嬉しいです。
僕は、BJJに出会ってから20年以上が経ちました。
今も、良い日もあれば、改善すべきことがいっぱいな日もあります。
個人的には、「長く練習を重ねても課題が尽きない」ということが
「自分を成長させてくれる」ということにつながり、
これが今の僕にとってのBJJの一番の魅力だと思います。
何年続けていても、出来ないことがあり、それを工夫を重ねていくことで
上手くできるようになります。
そして練習を継続しないと、一度出来たことも忘れてしまうこと。
BJJに限らず、「工夫をすること、継続することの大切さ」は、
世の理のように思います。
今も僕にとって、BJJは、理を身をもって感じられ、
自分を成長させてくれる存在であるように思っています。
学生を終えると、
日々の自分の成長を楽しめる機会が少なくなってくるかもしれません。
そんな時に、BJJは、
自分の成長を感じられる良い趣味になるのではないのかな??と個人的に思っています。
そして、やってみて楽しいと思ってもらえる競技じゃないかな??と思っています。
今、一緒に練習されている会員さんや未来の会員さんと、
ブラジリアン柔術の魅力とご自身が成長する喜びを
共有出来たら良いなぁ〜と常々想っています。
長文になってしまいました。
最後までお読みいただきありがとうございました。
失礼致します。
水野